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住宅のまめ知識(コラム)

2024年05月31日

回遊性のある家で快適な生活を実現!

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1. 回遊性のある家とは

空間が行き来しやすい動線になっている


回遊性のある家とは、各空間が行き来しやすいよう、動線が適切に配置されている住宅のことを指します。例えば、以下のような工夫があります。
● リビングを中心に他の空間がつながるよう配置される
● 各空間の間に幅広の廊下があり、スムーズに移動できる
● 可能な限り間仕切りを少なくし、開放的な動線を確保する
● 吹抜けなどで上下空間をつなげ、垂直方向の移動も容易にする

このように、無理なく家中を行き来できる動線が整えられていることで、家事や子育てなど、日常生活での移動が大変スムーズになります。間取りの段階から動線に配慮することが重要です。
一方で、動線を追求しすぎると、家具の配置場所が限られてしまう可能性があります。適度な区切りや家具置き場所を設けることで、過度な動線の確保を避けるのがポイントです。

開放的で風通しが良く、光が行き渡る

回遊性のある家は、開放的な間取りとなっています。間仕切りが少なく、吹抜けなどで上下空間がつながれば、家全体が見渡せる開放感があります。このような構造は、以下のようなメリットをもたらします。
● 風通しが良好
  ○ 窓を開ければ、家中に風が通り抜ける
  ○ 夏場の換気がスムーズで、過ごしやすい
● 明るい室内
  ○ 間仕切りが少ないため、光が行き渡る
  ○ 吹抜けからも上部の光が入る
  ○ 日中は照明をつける必要が少ない


開放的な間取りは、風と光の通りを良くしますが、プライバシーへの配慮も必要です。上手にゾーニングすれば、開放感と落ち着いた生活を両立できるでしょう。

2. 回遊性のある家のメリット

(1) ストレスのない家事動線で家事が効率的
回遊性のある家では、リビングを中心に各部屋がつながり、家事動線が非常にスムーズになります。例えば、キッチンから居間、そして洗濯室へと行き来できるよう、適切な間取りとなっています。

このように、家事に必要な主要な動線が短く効率的になっているため、家事に要する時間や労力が大幅に削減されます。また、ドアの開け閉めの手間も少なく、ストレスも軽減できるでしょう。家事は日々の生活になくてはならない作業ですから、回遊性のある間取りで家事を楽にすることは快適な生活に欠かせません。

(2) 開放的な空間で気分が伸び伸び
回遊性のある家は、開放的な空間が広がっています。間仕切りの少ない構造により、一体空間が実現されるのです。
このような開放的な空間には、大きな心理的メリットがあります。
まず、視界が開けているため、圧迫感がありません。空間に余裕があり、気分が自然と伸び伸びしてきます。

また、光が家中に行き渡ります。陽光が差し込むと、心が明るくなり気分転換にもなります。
さらに、風の通りが良いため、換気も適切にできます。空気が適度に入れ替わり、気分爽快に過ごせるのです。
このように、回遊性のある家の開放的な空間は、心理的にも大きな利点があります。気分転換しながら、伸び伸びと心地よく生活できるのが魅力です。

(3) 家中を行き来できて子育てしやすい
回遊性のある家は、子育て中のご家庭にとって最適な住まいです。お子さまの動線を意識した間取りになっているため、お子さまの様子を見守りながら家事などができるからです。
例えば、リビングからキッチンやお子さまの遊び場までスムーズにアクセスできます。リビングで読書をしながら、キッチンで料理を作っているお子さまの様子を見守ることができます。また、お子さまがリビングで遊んでいる間に、洗濯物を片付けたり家事ができるでしょう。


このように、リビングを中心に家事動線が確保されているため、お子さまから目を離さずに家事を済ませられます。お子さまの成長過程を見逃すことなく、安心して子育てができる住まいといえるでしょう。

(4) 光と風の通りが良く、過ごしやすい
回遊性のある家は、開放的な間取りのため、光と風の通りが良くなっています。窓が多く設置されているので、室内に十分な光が入り、明るく開放的な空間となります。
また、吹抜けなどにより上下の空間がひとつにつながれば、上階と下階の空気の行き来が促進されます。このようにして家中に風が通るため、夏は涼しく、冬は結露の心配が少なくなります。


このように、回遊性のある家では、光と風の通りが良いため、年間を通して快適に過ごせます。開放的な空間に光と風があふれ、リフレッシュできる住空間が実現できるのです。

3. 回遊性を実現する間取りのポイント

(1) リビングを中心に他の空間がつながる

回遊性の高い家では、リビングを中心に他の空間がうまく繋がっているのが特徴です。例えば、リビングからキッチン、洗面所、玄関などへのアクセスが容易になっています。
こうした動線の良さにより、以下のようなメリットが生まれます。
● 家事動線が効率化し、ストレスなく家事ができる
● 子育て中の親は、リビングにいながら他の空間を見渡せる
● 開放的な空間で、家中が見渡せ気分が伸び伸びする
具体的な間取りの工夫としては、以下が挙げられます。

このように、リビングを中心に家全体の回遊性を高めることで、ストレスなく快適に生活できる住まいが実現できます。

(2) 廊下の幅を広くとり、行き来しやすい
回遊性のある家を実現するには、廊下の幅を広くとることが重要です。狭い廊下では行き来しづらく、家族の動線が交錯してストレスの原因にもなります。
一般的な住宅の廊下幅は、90cm~120cmが標準的です。しかし回遊性を高めるには、できるだけ広めの廊下幅が望ましいでしょう。


150cm以上の廊下幅があれば、家族が行き来する際に余裕を持って動けます。また、本棚や作品棚を設置するなど、廊下の有効活用も可能になります。
さらに、廊下の両端に大きめの出入り口を設けることで、空間と空間をスムーズにつなげることができます。このように、廊下の幅と出入り口のサイズを工夫することで、家中を行き来しやすい回遊性の高い間取りを実現できるのです。

(3) 可能な限り間仕切りを少なくする
回遊性のある家を実現するためには、間仕切りを可能な限り少なくすることが重要です。間仕切りが多いと空間が細かく区切られ、開放的な雰囲気を損ねてしまいます。
例えば、下記のようにリビングとダイニング、キッチンを一体的につなげることで、家族が自然と行き来できる空間が生まれます。

さらに、引き戸やロールスクリーンなどを活用すれば、必要に応じて仕切ることも可能です。
また、吹抜けなどで上下空間をつなげることも有効な手段です。吹抜けがあると、光が家中に行き渡り、上下階の行き来も容易になります。
このように間仕切りを最小限に抑え、空間をひとつにつなげることで、回遊性が高まり、家族の自由な動線が実現します。ただし、プライバシーの確保などにも配慮し、上手に仕切りを設けることが大切です。

(4) 吹抜けなどで上下空間をつなげる

吹抜けは上下階の空間を一体化させ、開放的で回遊性の高い住空間を実現する有効な手段です。吹抜けを設けることで、光が家中に行き渡り、視線が上下階へと抜けるため、圧迫感のない解放感あふれる空間が生まれます。

また、吹抜けの周りには階段やブリッジなどを配置することで、上下階の行き来がスムーズになります。家族がいつでも気軽に行き交えるため、コミュニケーションが円滑になり、家族団らんのスペースとしても活用できます。


上下空間を効果的につなぐ吹抜けは、回遊性のある開放的な住空間を実現する上で、大変有用な設計手法の一つと言えます。

4. 注意点と家具の配置

回遊性を追求しすぎると家具配置が難しくなる
回遊性のある家は開放的で気分が伸び伸びするメリットがありますが、間仕切りを極端に少なくしすぎると家具の配置が難しくなります。
リビングや寝室などの用途別に最低限の区切りを設けないと、以下のような問題が生じる可能性があります。
● プライバシーが守られない
● 生活空間と家具の区別がつきにくい
● 家具の置き場所が限られる
このため、回遊性を追求する一方で、以下のようなポイントに留意することが重要です。

回遊性とプライバシーのバランスを取り、家具配置を適切に行うことで、ストレスなく快適に生活できる住まいを実現できます。

適度な区切りや家具置き場所を設ける
回遊性を追求し過ぎると、家具の配置場所が限られてしまいます。開放感を重視するあまり、プライバシーを守れる空間が失われてしまう恐れもあります。そこで適度な区切りを設けることが大切です。
例えば、リビングとキッチンの間に半透明の間仕切りを設置する方法があります。視線は通すが、料理の臭いが広がらず、キッチン周りの家事動線にも影響を与えません。

またソファやテーブル、収納家具などを上手に配置することで、空間の区切りとなり、家具の置き場所も確保できます。家具はその空間の用途に合わせて機能的に配置することが大切です。
このように、適度な区切りと家具配置を心がけることで、回遊性と居住性を両立した上質な住空間が実現できます。

5. 回遊性のあるリノベーション事例

(1) 間仕切りを取り払いワンルームに
リノベーションで回遊性を高める代表的な手法が、間仕切りを取り払ってワンルームにすることです。
従来の居住空間は、

このように個室に区切られていました。これらの間仕切りを取り払うことで、開放的な空間が生まれます。家族がいずれの場所にいても気づきやすく、コミュニケーションも円滑になります。
また、光の入り具合が良くなり、空間全体が明るくなります。風通しも改善され、夏は涼しく過ごせます。家具の配置も自由度が高まるため、用途に合わせて臨機応変に変更できます。
ただし完全にワンルームにすると、プライバシーが確保しづらくなる可能性があります。そこで寝室など一部の空間は区切るなど、上手に開放感とプライバシーをコントロールするのがポイントです。

(2) 吹抜けで上下空間をひとつにつなげる
回遊性のある家をつくるうえで、重要なポイントが「吹抜け」です。吹抜けとは、上下の空間をひとつにつなげる開口部のことです。
吹抜けを設けることで、以下のようなメリットがあります。

吹抜けを設ける場所としては、リビングダイニングと階段の上部が一般的です。これにより、開放的なリビングダイニングと上下の行き来がスムーズになります。
また、吹抜けには開放感を損なわずプライバシーを確保する工夫も必要です。上階の廊下やホールから吹抜けへの視線が気になる場合は、遮蔽板やルーバーなどを設置するのがよいでしょう。
このように吹抜けを上手に活用することで、回遊性に優れたゆとりある住空間を実現できます。

6. まとめ

回遊性のある家は、空間が行き来しやすい動線になっており、開放的で風通しが良く、光が行き渡る住まいです。
回遊性のある間取りには、以下のようなメリットがあります。
● ストレスのない家事動線で家事が効率的
● 開放的な空間で気分が伸び伸び
● 家中を行き来できて子育てしやすい
● 光と風の通りが良く、過ごしやすい

回遊性を高めるためのポイントは、
1. リビングを中心に他の空間がつながる
2. 廊下の幅を広くとり、行き来しやすい
3. 可能な限り間仕切りを少なくする
4. 吹抜けなどで上下空間をつなげる


ことが挙げられます。一方で回遊性を追求しすぎると家具配置が難しくなる点に注意が必要です。
このように回遊性のある家は、家事や子育て、生活全般において快適性が高く、ゆとりのある暮らしを実現できる住まいと言えるでしょう。


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