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住宅のまめ知識(コラム)

2024年06月10日

建物の省エネルギー制度「BELS」ってなに?分かりやすく解説します!

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省エネって、自分達の生活にもとても関わっていることですので、みなさんもとても感心が深いと思います。
特に最近は物価上昇の煽りを受け、電気やガスなどの光熱費の節約を心掛けているお宅も多いことでしょう。

そんな省エネに感心が深い方でも「BELS」については、良く分からない…という方も多いのではないでしょうか。
今回は、この「BELS」について知りたい…さらには「BELS」という言葉を初めて耳にしたという方にも、分かりやすく解説していこうと思います!

「BELS」を簡単に説明すると?


まず「BELS」の読み方ですが、こちらは「ベルス」と読みます。
BELSを一言で説明すると【建物のエネルギー性能を表示する制度】です。

BELSとは「Building-Housing Energy-Efficiency Labeling System」の略で、それぞれの言葉を訳すと下記のようになります。

● Building-Housing(ビルディングーハウジング)・・・建物や住宅
● Energy(エネルギー)・・・能力・動力
● Efficiency(エフィシェント)・・・効率
● Labeling System(ラべリングシステム)・・・情報を表示(ラベル化)する仕組み

BELSでは、この省エネ性能の表示を星の数で表しています。
星の数は最大5個で、この星の数を見るだけで、専門家ではなく一般の方でも建物の省エネルギー性能を判断することができるのです。



BELSの評価基準とは?


BELSが建物の省エネ制度を星の数で表しているとご紹介しました。
では、その星の数をつけるにはどの様に評価しているのでしょうか? それは2つの指標で選定されています。
● 建築物の外皮性能(PAL[パルスター])
● 建築物で消費される一次エネルギー消費(BEI[ビーイーアイ])

「建築物の外皮性能(PAL)」とは、外壁や間口といった箇所の断熱・遮熱性能のことを指しています。つまり、建物を包む外壁部そのものの性能が指標の1つです。

続いて「建築物で消費される一次エネルギー消費(BEI)」とは、国が定めている建物の一次エネルギー消費量に対して、その建物の設計仕様段階で一次エネルギー消費量がどの程度の割合であるか…という点で評価されます。
つまり、元々定められている国の省エネ基準をどの程度クリアしているかという点で、測られます。これが2つ目のBELSの指標になっています。

このBEIは建物の種別…例えば、住宅や非住宅(ホテル、学校や病院など)によって基準が異なります。★5つで一次エネルギー消費量を基準1.0とした上での、各割合です。

● 住 宅:2割以上少ない
● 事務所:4割以上少ない(※学校・工場なども含みます。)
● ホテル:3割以上少ない(※病院・百貨店・飲食店・集会所なども含みます。)


他の似たような制度との違いは?

建物の制度に関しては、BELS以外にもいくつか存在します。それぞれの違いについても、分かりやすくご紹介します。

▶住宅性能表示

「住宅性能表示」とは、こちらも建物に対する性能を表示する制度ですが、BELSと異なる点として【良質な住宅としての基本的性能】を評価している…という点です。
具体的には、下記のような点がBELSと異なるポイントとなります。



▶ZEB(ゼブ)・ZEH(ゼッチ)

続いては「ZEB(ゼブ)」と「ZEH(ゼッチ)」です。こちらは共に建物のエネルギーに関する制度であり、BELSとの違いに混乱する方もいらっしゃるようです。
単純に言ってしまえば、ZEBとZEHはBELSの上位互換です。ZEBとZEHの評価基準はBELSよりも更に高度なもので、BELSの★5つの評価獲得は必須とされています。

では、ZEBとZEHの2つの違いをご紹介します。
「ZEB(ゼブ)」はビルや学校と言った建築物に対する対策であることに対し、「ZEH(ゼッチ)」は一般住宅向けの対策になります。
つまり、対象となる建築物が異なるのです。

ちなみに「ZEB」は【Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビルディング】の略であり、「ZEH(ゼッチ)」は【Net Zero Energy Housu(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)】の略になります。
対象建築物の違いはよく分かりますね。


▶CASBEE(キャスビー)

続いては「CASBEE(キャスビー)」です。
こちらは【建築環境総合性能評価システム】と呼ばれ、その建物で活動する人達が健康で、かつ生産的に活動することができるように設けられた基準を評価するためのツールとなります。

「その建物で活動する人達が健康で、かつ生産的に活動することができる」とは、なんとも曖昧に思われるかもしれませんが、それは景観への配慮であったり、室内の快適性など、総括的な環境への配慮として評価項目が設けられています。
例えば観光地などで、景観を考慮して外壁の色を周辺環境にあわせて落ち着いた色彩を採用する事があります。その様な配慮もCASBEEの評価対象となります。

BELSとの主な違いは、下記の通りです。


ちなみにCASBEEの略は【Comprehensive Assessment Sysytem for Built Environment Efficiency(コンプリヘンシブ・アセスメント・システム・フォア・ビルト・インヴァイロンメント・イフィシェンシー)】です。

BELSと各制度の違いを表でご紹介

先にご紹介した各制度とBELSの違いを、簡単な表でまとめました。
ここでご紹介する点だけが異なるわけではありませんが、代表的な相違点としてご覧いただければと思います。


BELSのメリット

漠然と、取得できるなら取っておいた方が良い…と思われがちですが、きちんとBELS取得に対するメリットとデメリットを把握した上で、手続きを進めることをオススメします。
まずはBELS取得におけるメリットをご紹介します。

BELSを取得するメリット① 評価が分かりやすい

建物の性能を測り知るのは、専門家でないと難しいものです。ですが、BELSはその評価を星の数で表しているので、一般の人でも判別が分かりやすいという大きなメリットがあります。
評価内容自体は、複雑な計算や測定が行われていることは言うまでもありませんが、その結果を誰しもが分かる形で表記しているのがBELSのもっとも大きなメリットのひとつであると言えるのではないでしょうか。

BELSを所得するメリット② 補助金を申請しやすい

いまや省エネは、国をあげて取り組んでいる事柄のひとつです。そのため、各自治体や団体においても省エネに関する補助金や助成金制度が設けられています。
BELSやZEB・ZEHを取得することで使える補助金がありますので、上手に活用していきたいものです。

BELSを取得するメリット③ 建物の価値向上

BELSの評価は、第三者機関によって定められます。その建物を建てた会社や団体、事業所などの独自の評価基準では無く、登録された第三者の評価機関によって平等に評価されたものであるため、その結果は信頼度が高いと言えます。
また省エネや環境に配慮してる優良物件としてのアピールにもつながるため、建物自体の価値向上にもつながると言えるでしょう。

BELSのデメリット

続いてはBELS取得におけるデメリットをご紹介します。
メリット共に内容を把握し、比較検討材料としていただくことをオススメします。

BELSを取得するデメリット① 所得手続きの手間

BELSを取得するためには「申請書類の提出」→「評価機関の審査」→「評価書などの交付」という順に進められます。
この期間は約4週間程度と言われ、ある程度の日数を要します。
申請書類作成などの手間が掛かるため、申請する際にはある程度余裕をもっておくことが大切です。

BELSを取得するデメリット② 建築コストが高くなる

BELSの評価基準を満たす為に、断熱性の高い断熱材を採用したり太陽光発電装置を設置するなど、ある程度コストがかかる設備を導入する必要が出てきます。
ただし初期費用がかかっても、補助金を活用したり電気代を節約できたり…というメリットがあるので、長い目でみると将来的には採算が取れると捉えることもできます。

BELS申請手続きについて

BELSの申請手続きについては、下記の流れとなります。
1) 申請書の作成
2) 申請書ならびに添付図書(図面・計算書など)を添えて、評価機関に提出
3) 評価機関の審査
4) 評価書の交付
申請書提出から評価書の交付までの期間は、約4週間とされています。
多少の前後はあるかと思いますが、申請の際には予め余裕をもって申請することをオススメします。

また、提出に必要な書類は以下の通りです。
● BELS評価申請書
● 設計内容説明書
● 添付図書
● ⇒案内図・配置図・仕様書・各階平面図・立体図面(4面)・断面図面(2面)・矩計図(かなばかりず)・基礎伏図・外皮計算書・一次エネルギー計算書・審査に必要なカタログ等
● BELS掲載承諾書

申請書などの必要書類の各様式は、インターネットからダウンロードすることができます。
なお、BELSの申請を行うタイミングは特に定められていません。建築物の着工前・着工後・竣工後、どのタイミングでも申請することが可能です。
また、審査の際に実際に現地を訪れてチェックする…ということも、基本的にはありません。
ご自身の都合にあわせて、申請手続きを進めていただければと思います。

まとめ

今回はBELSについて、初めてBELSという言葉を目にした方でも分かりやすくBELSの特徴や注意点についてご紹介しました。
昨今は省エネや環境への配慮に取り組んでいる企業・団体も増えてきました。一般的にも、環境への配慮・省エネ思考はプラスとして捉えられ、その価値をアピールすることができます。

IJSでは新築住宅のBELS取得100%を目標に掲げ取り組んでおります。

「BELS」の星マークは数が多いほど性能が良く、BEIの値が小さいほど、省エネルギーとなり、「BELS評価書」で「ZEH」かどうかも確認することが出来ます。

また、「BELS評価書」を取得することで省エネ性能を示すことが可能なことから、各補助金事業においても「BELS」を取得することが大きなメリットとなっています。今、カーボンニュートラルに向けてエネルギーの消費量を抑える動きがますます活発になっていく中、日々の暮らしに関わる住宅だからこそ少ないエネルギーで快適かつ健康的な暮らしが当たり前になるような家づくりを目指していきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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