住宅のまめ知識(コラム)
2024年08月04日
注文住宅のカラーコーディネートでお悩みの方へ!色決めの基礎知識を解説!!
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注文住宅のカラーコーディネートでお悩みの方へ!色決めの基礎知識を解説!!
これからお家を建築予定の方。または「建てたいなぁ~」と思っている方。色々な雑誌やネット情報を見て、理想を思い描いているのではないでしょうか。
「間取りはこういう感じにしたらどうだろう」
「キッチンはアイランド式か、対面キッチンか」
「お風呂やリビングは少し広めがいいなぁ」
…など。想像しているだけで、ワクワクしてきますよね。
そんな幅広い想像を膨らませられるのが注文住宅の良いところですが、その際につい見落としがちなポイントがあります。それはカラーコーディネートです。
様々な点をご自身で決めることができる注文住宅は、色についてもご自身の好みで決めることができます。そして、カラーコーディネートはその住宅の雰囲気を左右する、とても大切なポイントでもあるのです。
今回は、注文住宅における色決め(カラーコーディネート)についてご紹介します。
これから注文住宅をお考えの方、ぜひご参考ください。
注文住宅の色決め ポイントその1.色の比率は「70%・25%・5%」を意識して!
住宅におけるカラーコーディネートを考える場合、オススメの色の割合は「3色」で【70%:25%:5%】です。
この対比はカラーコーディネートを行う上で基本とも言えますので、インテリアを購入する際にもぜひ意識していただきたい割合比です。
ぞれぞれの割合の役割は以下のとおりです。

ファッションや他のカラーコーディネートでも、原則として3色以内に配色を抑えるとまとまりがよく、収まりやすくなると考えられています。
とは言え、それぞれのカラーが全く異なる組み合わせだと、なんとなく落ち着きの無い空間に感じられてしまうかもしれません。
住宅のカラーコーディネートを考える際に、空間を占める面積が広いベースカラーは、アソートカラーやアクセントカラーとの統一感を考慮した色を選ぶように心掛けることをオススメします。
シンプルなモノトーンや木目調のブラウンなどは、一般的にもベースカラーでよく用いられる色ですが、アソートカラーやアクセントカラーとの組み合わせもバランスよく収まりやすい色合いです。

注文住宅の色決め ポイントその2.家具の色も考える

家具も大事なインテリアとして、カラーコーディネートの際に考慮しておきたいところです。
この時にポイントとなってくるのが「利用する家具はすでに持っているものか、これから新たに導入するものか」という点です。
「利用する家具をすでに持っている」場合、その家具の色をアソートカラーとして考えることになります。
イメージしやすいように、写真やお部屋の画像などを探して、そこで使用されている色を参考にすると良いでしょう。
住宅雑誌やWeb上に掲載されているお部屋の写真など。ご自身が「ステキだな」と思えるインテリア画像を見つけ、参考にしてください。
そうすることで失敗の少ない、ご自身が想像する理想空間に近付けることができるでしょう。
「これから新たな家具を導入する場合」については、内装のベースカラーとあわせてカラーコーディネートを考えていただくのがオススメです。
カラーコーディネートを考える際に、主に
●同系色で組み合わせる
●同じトーンで組み合わせる
といった、相性の良い組み合わせを考えながら決めていきます。
家具もあわせたトータルコーディネートを考えることができるのは、注文住宅ならではの特権とも言えます。
注文住宅の色決め ポイントその3.色の作用について
ここでは、ちょっと心理学も交えた色の作用についてお話させていただければと思います。
色には感情や感覚をイメージさせる作用があると言われています。
緑が多い森林の中にいると、癒されてほっと落ち着いた気持ちになったり。夜の暗闇の中にいると恐怖心が芽生えてきたり。このような普段感じる感覚・感情も、色の作用を受けているものが多々あります。
お家は1日の中でも家族が集う大切な空間です。
このような色の作用についても念頭におきつつ、住宅のカラーコーディネートを考えてみてはいかがでしょうか。

暖色系の作用
暖色系は一般的なイメージとして「暖かい」「明るい」「エネルギー」など、プラスイメージが強いのが暖色系です。
暖色系の中でも代表的な色についても、個々に解説します。
①赤(Red・レッド)
「熱さ」「情熱」「興奮」などの感覚に作用する赤。元気なやる気、気分を高揚させたりする効果があると言われています。
インパクトのある色なので、注目してほしい箇所に用いられることも多いのです。
住宅で使用される際には、アクセントカラーとして用いられることが多いようです。
②黄色(Yellow・イエロー)
「明るい」「元気」といったイメージが強い黄色は、それ以外にも「ラッキー・幸せ」や「輝き」といった意味合いもあります。
ポジティブなイメージが強い色ですが、注意喚起や警告にも利用される色なので、インテリアの中でワンポイント的に活用されることが多いでしょう。
③橙色(Orange・オレンジ)
黄色と同じく活動的なイメージの強い色ですが、それ以外にも「可愛さ」もある色合いなので親しみやすいイメージを与えます。
子供部屋の壁の一部などに用いられることも多い色です。

寒色の作用
暖色の反対の作用がある寒色は「冷静」「静か」などの鎮静色になります。
寒色は血圧を下げ、心拍数を低下させる効果もあると言われています。落ち着いた雰囲気の場所に用いたいカラーです。
④青色(Blue・ブルー)
静けさ・落ち着きなどの作用がある青色は、寝室に用いられることも多い色です。
ただし、濃度が同じ一色でまとめると落ち着きすぎて、かえって気分が沈みがちになってしまう…なんてことも。
彩度や明度によって異なった印象を与えることができる色でもありますので、まとめ過ぎないようにすることをオススメします。

中間色の作用
中間色とは暖色と寒色の間で、刺激が少なく「癒し」や「神秘的」なイメージを持つ色になります。
バランスをよったり、上品な雰囲気などを醸しだす際に用いられる色です。

⑤緑(Green・グリーン)
癒しの色として様々なポイントで用いられる緑。「落ち着き」「平和」といった意味をもつアースカラーになります。
ご自宅に観葉植物を置く方も多いと思いますが、それも癒し効果を求めた色彩効果によるものなのです。
⑥紫(Purpl・パープル)
ミステリアスなイメージをもつ紫は「セクシー」「神秘的」といった印象を与えます。他にはない個性的な印象も持ち合わせているため、感性を刺激するために趣味の部屋などに活用されることも多い色になります。
⑦桃色(Pink・ピンク)
女性らしいイメージが強いピンクは「可愛さ」「恋愛」などの印象を与えます。
気持ちを晴れやかにしてくれる効果もありますので、ファッションやインテリアの一部で活用して楽しまれることが多い色になります。
無彩色の作用
無彩色とはいわゆる「モノトーン」で、白や黒といった色です。
無彩色が他の色と異なる点は、彩度が無く明度のみで表される色のことを差します。”彩度”とは色の鮮やかさを差し、”明度”とは色の明るさを差します。
白に近づいて明度が高くなる…黒に近づいて明度が低くなる…ということはありますが、彩度が無いのは無彩色の特徴です。
⑧黒(Black・ブラック)
一般的には「孤独」「恐怖」と言ったイメージが強い黒ですが、住宅では「シック」「重厚感」「高級」と言ったプラスイメージで用いられることが多いカラーです。
明度の違いによっても受ける印象が大きくことなるカラーですので、上手に使い分けていただきたいと思います。
⑨白(White・ホワイト)
「清潔」「軽やか」といったスッキリとした印象を与える白は、ベースカラーとして用いられることが多い色です。
ただし、他の色とあわせると目立つため”汚れが目立つ”という理由で、用いる場所によっては敬遠しがちとも言えます。

イメージごとのカラーコーディネート事例
ここでは「こういう部屋にしたい」というイメージに沿った、カラーコーディネートの活用方法をご紹介します。
ご自身のイメージに近い内容を参考に、ぜひ納得の空間作りにお役立てくださいね。
リラックスした落ち着いた空間にしたい
リラックス効果を求めるのであれば、中間色の中でもアースカラーと呼ばれる色味を用いることをオススメします。
例えば、ブラウンは自然の樹木を連想させる代表的なアースカラーです。一言でブラウンと言っても濃度を変えたり、木目を使ったブラウン・ダーク系ブラウン・赤みがかったブラウン…など、用いるカラーも様々です。
これらのブラウンをベースカラーに取り入れつつ、観葉植物を用いて癒しの緑をアクセントに自然に癒されていただくのも良いのではないでしょうか。
子供部屋は元気なイメージで!
お子さんの部屋は元気で快活なイメージのある「黄色」や「オレンジ」といった暖色系を用いてみてはいかがでしょうか。
これらの色をベースカラーに取り入れるのは、派手に派手になりすぎるのでは…と思われる方は、クッションやイスといった小物で活用してみてはいかがでしょうか?
また、もしベースカラーで用いる場合にも、トーンを抑えた穏やかなカラーを用いていただくのもオススメです。
仕事部屋など、作業に集中したい
集中力を高めたい場所は、寒色系の「ブルー」を活用することをオススメします。
集中力を高め、落ち着いた雰囲気を演出するブルーは仕事部屋にピッタリです。とは言え、空のように真っ青なblueは多少幼いイメージがあります。
ブルー系の中でもネイビーは、モダンで都会的な印象を与えるカラーですので、大人の仕事部屋にもオススメのカラーです。
趣味の部屋は落ち着いた雰囲気に
一人でゆっくりお酒を飲んだり、映画を見たり…そんな落ち着いた雰囲気を大事にしたい空間の際には、無彩色のモノトーンコーデはいかがでしょうか。
壁や床といったベースカラーは白にしておけば、後々からでも応用がききます。
ソファやイス、ラグやクッションといった小物を黒やグレーのモノトーンカラーでコーディネートしてみてください。
1日の喧騒から離れた、落ち着いた空間を演出してくれることでしょう。

まとめ
注文住宅における色決めの基本知識ならびにそれぞれの色の効果について、ご紹介しました。
その空間を占める色彩によって、印象はとても大きく変わってきます。
注文住宅は、そのようなカラーコーディネートもご自身で決めることができる、自由度の高さがとても魅力です。賃貸や中古住宅ではそこまでの自由度を優先することは難しいのです。
ぜひ注文住宅ならではのメリットをいかし、あなたとご家族の満足がいくカラーコーディネートを楽しんでいただければと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。



