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住宅のまめ知識(コラム)

2024年09月14日

家事が楽になる動線とは?アイランドキッチンやランドリールームの配置

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++家事が楽になる動線とは?アイランドキッチンやランドリールームの配置++

お家を建てる際に、もっともワクワクしながら考える「間取り」。
ご家族と一緒に”あーでもない、こーでもない”と言い合いながら、リビングの大きさや自室の位置などを考えていくのはとても楽しいですよね。
注文住宅であれば、間取りはある程度自由に考えることができますが、その中で考慮していただきたい点があります。それは「家事動線」です。
毎日の生活を送る中で、この家事動線がしっかりと考えられているお家は、ストレスが少なく家事の負担も楽になるというもの。
今回は、この家事動線についてご紹介していきたいと思います。

家の中における「動線」とは?

まずは「動線」とは何か、具体的にご紹介します。
「動線」とは、お家など建物の中で人がどの様に動くかを想定し、線で表したものです。
実は建物内での動線には主に下記のような種類があります。

<家庭内の主な動線の種類>
● 家事動線:掃除・洗濯・調理などの家事をする時の人の動きを表した動線
● 生活動線:起床から就寝まで…食事・洗面・入浴などの住宅の中での1日の人の動きを想定した線
● 来客動線:お客様が来た時を想定した動きを表す動線

来客動線はゲストが来ることが多いお宅の場合には、ゲストルームの配置とともに考えたい動線です。
一般的には「家事動線」と「生活動線」を意識した間取りを考えていく方が多いでしょう。

効率を考えた家事動線のポイントとは?

今回は主に「家事動線」について、取り上げていきたいと思います。
効率の良い家事動線にするために、意識していただきたいポイントがあります。それは”水回りの配置”と”LDKと水廻りの回遊”です。

<家事動線のポイント>
● 水回りの配置:キッチンや洗面所などの水回りの移動距離をなるべく減らす
● LDKと水回りの回遊:リビングやキッチン・ダイニングと水回りが行き止まりが無く、スムーズに移動できる


行き止まりが無くスムーズに移動できる「回遊動線」

先にあげたポイントで「LDKと水回りの回遊」とご紹介しましたが、こちらは”回遊動線”と呼ばれる動線になります。
回遊動線とは、行き止まることなくグルグルと回ることができる人の動きの線で、遮るものが無くスムーズに移動できることから、効率がグンとアップします。
例えば、家事をする上で「〇〇しながら△△する」というように、料理を作りながら洗濯機を回す…乾いた洗濯物を取り込みながら収納する…などと言った、異なる作業を並行して行う場面は多いと思います。
この時、移動する際にさえぎる壁やドアなどがないとスムーズに作業を行うことが可能です。ストレスも少なく、家事の時短にも繋がることでしょう。

動線を考慮した間取りのポイント5選!

スムーズでなおかつストレスなく家事を行う際には家事動線を意識して間取りを考えることをお話ししました。
ここでは具体的に、どの様なポイントに注目して間取りを考えていけば良いか、5つのポイントにまとめてご紹介していきたいと思います。

▷ポイント1. 水回りをまとめる

家事を行う上で外せないポイントは水回りです。
キッチンや脱衣室、ランドリールームなどの水回りをなるべく近い位置に配置すると、効率よく家事を進めることができます。
水回りの主な場所としてあげられるキッチンで、回遊動線を確保することを考慮するとオススメのキッチンの形は「アイランドキッチン」です

▷ポイント2. キッチンの配置を工夫する

先の「ポイント1.水回りをまとめる」でもご紹介しましたが、アイランドキッチンは回遊動線を考えた場合にはもっともオススメのキッチンの形です。
開放感があり広々としたイメージがあり、また周囲のスペース(ランドリールームやパントリーなど)の配置も自由度の高い配置設定が可能となるでしょう。
他にも「L字型」「I字型」のキッチンがありますが、それぞれの特徴を把握した上で、ダイニングやリビング、またランドリールームなどへの動線を考えてスムーズに行き来ができる配置を考慮していただくことをオススメします。

▷ポイント3. 動線の行き止まりを無くす(回遊動線)

流れるように家事を進めていくには、動線上に壁やドアといった障害物はなるべく少ない方が良いですよね。
もし、楽客時などに目隠しが必要と言うのであれば、普段は収納しておけるロールスクリーンや全開にできる収納扉なども考慮してみてはいかがでしょうか。

▷ポイント4. 収納スペースと動線の連携

最近は土間やパントリー、ファミリークローゼットなどの収納専用スペースを設けるお宅も多くなってきました。
このような収納スペースと各間取りの連携を工夫しましょう。例えば、土間収納であれば、園芸用品や外で使用するものの収納スペースを想定したのであれば、玄関横に配置するなど。実際に使う空間との連携を考えて配置することが大切です。

▷ポイント5. コンセントの数と配置

家事をする上で切っても切り離せないのが家電の存在です。洗濯機や掃除機など、家電を利用するということはコンセントの利用が不可欠です。
このコンセントの数や位置で家事動線の効率はグンとアップします。日常的に利用する家電以外にも、たまに用いるもの(ハンドミキサーやホットプレートなど)も、どの位置で利用するか想定しながらコンセントの数と位置を工夫してみましょう。

自分にあった家事動線を考える

家事動線の効率をあげるためのポイントをご紹介しましたが、実際の動作は各家庭によって異なります。
自分にあった家事動線を考えるためにどの様な点に注意すれば良いのか、ご紹介します。

自分にあった家事動線のコツその1. 自分の毎日の家事の様子を想像する

ご自身が毎日行っている家事。その家事をしている姿を具体的にイメージしてみてください。
何時頃にどの様な家事をするのか、またその家事の順番や一人でやっているのか、家族の中の誰かと一緒に行っているのか等。自分なりのクセや動作の決まり事などがあるかもしれません。
また、苦手としている家事や負担が大きいと感じる家事を上げ、その苦手としている理由を考えてみるのも良いでしょう。その苦手を感じる箇所を間取りや設備でフォローすることで、自分にとって効率の良い家事を進めることができるでしょう。

自分にあった家事動線のコツその2. 収納は”ちょうど良い”が丁度いい

あると便利な収納ですが、ともかく有れば良い…というものではありません。収納にとって大事なポイントは「必要な場所に」「ちょうど良い大きさ」の収納があることです。
収めるものは数多くありますが、実際に使う場所と離れている収納場所に閉まってしまうと、ついつい出しっぱなしになっててしまったり、または出すのが面倒で必要な時にしまいっぱなしになってしまうなどの場合も多々あります。
必要とした時にサッと取り出せて、サッと片付けることができるように”ちょうど良い収納”を心掛けましょう。

自分にあった家事動線のコツその3. ライフステージの変化も考慮する

お家は長年住むことを想定して建てられると思います。
今現在だけでは無く、10年後・20年後といった年月が経過した際に、住みにくい家と感じてしまわないように、将来的なライフステージの変化にも柔軟に対処できる間取りを検討することをオススメします。
年月を重ねても安全でかつ満足度の高い、料理や洗濯といった家事を行うことができることを想定して、住まい造りを進めていただければと思います。

家事動線を考えたオススメの間取りとは?

効率の良い家事動線のポイントをご紹介しましたが、実際にどの様な間取りや設備を利用すると良いでしょうか?
オススメの間取りや設備について、ご紹介します。

▷オススメ間取りその1. アイランドキッチン

水回りの代表的なポイントであるキッチン。家事をする上でもっとも動きがある場所でもありますので、ここはスムーズに動ける回遊動線を意識した間取りがオススメです。
キッチンには「L字型キッチン」「I型キッチン」などの形がありますが、回遊動線を考えるなら「アイランドキッチン」が最もオススメの形です。
キッチンカウンター両サイドから行き来することができ、大変スムーズに移動することができます。
また広々とした空間でスタイリッシュな洗練されたキッチン演出にもピッタリなのがアイランドキッチンです。

▷オススメ間取りその2. ランドリールーム

洗濯物の工程を考えると”洗う→干す→取り込む→畳む→収納する”という工程で進みます。
これらの動作を移動距離を大幅に減らすことができるのが、ランドリールームの存在です。
洗って干して取り込む…までの過程をランドリールームのみで完結することができ、なおかつ収納スペースもランドリールーム内に設ければ、「収納する」までの全ての作業が1ヶ所で行うことができます。家事の時間短縮になることでしょう。

▷オススメ間取りその3. パントリールーム

食料品などのストックを収納するスペースが「パントリールーム」です。キッチン横に設置することで、お料理の作業効率を上げることができます。
食料品だけでは無く、普段あまり使わない調理器具なども収納することができるので、キッチンスペースをすっきりと使い勝手良く整理することができます。
重くかさばる調理器具を収納するスペースがキッチンのすぐ側にあれば、体への負担も軽減することができます。

▷オススメ間取りその4. ファミリークローゼット

ファミリークローゼットは家族全員分の衣類を収納することができるスペースです。ランドリールームの近くに設置することで、さらなる効率アップを測ることができます。
ファミリークローゼットの出入口は一か所ではなく複数個設けることで、家族が同じスペースに集まる状態になってしまったとしても、スムーズに動くことができます。ぜひ回遊動線を意識して、出入口を検討していただきたいと思います。

▷オススメ間取りその5.ユーティリティスペース(家事室)

ママさんの作業場として人気の高いユーティリティスペースも、効率アップにオススメの間取りのひとつです。
お料理の合間にちょっと一息ついたり、お料理や洗濯をしながらパソコン作業をしたり。多目的な方法で活躍するユーティリティスペースは、家事効率アップにも一役かってくれることでしょう。


動線を考えて、家事の効率アップを測ろう!

効率の良い家事動線について、ご紹介しました。
お料理に洗濯・掃除に片付けといったものの他にも、名前の無い家事がいくつもありますよね。
どれだけ効率よく家事をこなすか…それは自分自身への余裕となり、家族にも優しく接することができる貴重な時間になるかもしれません。
ぜひお家の中を居心地の良い空間にするためにも、心身ともに優しい空気が漂う、そんな動線を確保するよう考慮していただくことをオススメいたします。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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